7時まえ、目覚める
7時、目覚ましを止める
8時20分、離床
納豆トーストの食事
うすくシャワー
使い捨てコンタクトレンズを新調
9時まえ、バイト先の研究室へ到着
待てど暮らせど、ボスが来ず
片付けものをしたのち、本を広げる
萩原朔太郎「猫町」収録の「虚無の歌」に昨日の会話との接点を発見
「虚無よ!雲よ!人生よ」と結ばれた
10時、ボスから電話
今日の内容をすっかりわすれ、別のところに居るとのこと
予定変更で、下拵えを一人ですることに
熱湯にちかい高温環境で暮らしている細菌のフリーザーバッグ
これを流水解凍ののち、超音波で破砕
13時、学生食堂にてボスと食事
中華丼とかぼちゃの煮付け
ボスは麻婆豆腐に、なすの煮浸しに、みそ汁、あとなにであったか
とにかく菜数が多い
日本語で馴れない操作を学ぶことに疲れていた
日、独、中国語の差異や、語と映像と音のかかわりについて会話
表意文字の速読における優位を確認
部屋へ戻る
ひきつづき超音波にて破砕
数度高速遠心をし、滓を回収して液体窒素で急速冷凍ののち、マイナス80度保存
液体窒素タンクの使い道がわからず、技官さんに尋ねる
ひねれどひねれどきゅうと空気が唸るのみだとの旨を伝えると
あのタンクは今切れているのだと回答
僕はついにこんな簡単なこともできんくなったんかと思って悲しかった
というと笑っていた
今日は一日こっちですかと問われ
もうすぐ終わりですが放っておかれて少し淋しい、が信頼を感じて嬉しいというと
ボスはなんだか私のことを信頼しているように彼女はみているとのこと
18時
帰宅まえに書店へ
行方不明の小川洋子「まぶた」を購入
カレー屋に寄り、野菜のスープカレー
「まぶた」中の「詩人の卵巣」を読む
さあ暴いてやろうとの姿勢で読むと
たまたま仕掛けの効いた一編を引き当てており
見事にはねかえされた、なんというねたましい才
19時頃
帰宅
アイドルの映像を一通り確認
インスタントコーヒーでカフェオレを温めて飲む
20時頃
ギターを弾いているとコードがループする
久々の体感
”不覚を泳いで行く暗渠がひらいている
たまさかとりわけそれ以外ないように”
との詩とメロディが浮かび、携帯電話に吹き込む
21時頃
日記体の練習をブログでする
感想を極力排除した文体との設定
日記の色香はおそらくこの無機質から透けて匂い立つ生理こそにある
とはたれか小説家の意見であったと記憶するが
同意したのでわがものの意見にも現在はなっている
結びに近づくにつれ、感想を記したくなっている欲求を押さえつける
21時40分
日記のこの箇所を書き付けている
日を記し尽くす為には、一日の最も最後に書き付けるのが最適であるが
その場合眠気との付き合い方はどうなっているのかとの疑問を抱く
24時頃
就寝の予定
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